あさきゆめみし
あさきゆめみし―源氏物語 (1)
大和 和紀
大掃除したりすると、押し入れに閉まっていた「久しぶり!」なものたちが出て来て、ふと気がつくと掃除そっちのけでその「久しぶり!」に夢中になっていたりしますσ(^_^;)
出て来ちゃいました、あさきゆめみし。(そして昨夜はほぼ徹夜状態で読んじゃった)←なにやってるんだ私…
小さい頃から平安もの少女漫画大好きでした。あさきゆめみしは友達の家で読んで手元には無かったのですが、文庫で綺麗になっているのを見かけて数年前に買い直しました。大人になってから読むとまた違う想いがあります。
この漫画は1〜2巻くらいは確かに悲しいくだりもあるのですが
“うわ〜いいなぁ平安”っていう気分で読み始め、読み終わる頃には
“こんな時代に生まれなくて良かった…”という気分になります(iдi)
女性は自由に生きられない、そんな時代を愛に生きた美しい人々の物語。
もちろんのこと、自分がもしタイムスリップするとしたら都合良く高貴な血筋のお姫様な気分なのですが、あの華やかで綺麗な宮廷生活を思い浮かべる訳なのですが、(そこまでは良いとして)やっぱり自分の旦那様が他の女性の元で夜を過ごすのに「行ってくる」なんて言われて「いってらっしゃいまし…(みつゆび)」なんて事は、逆立ちしてもできない。そんな事されたら多分暴れるな、一番近い所で雲井の雁かな(実家に帰る)。
昔の女性は強かったのだ。
それも私よりもずっとずっと幼い年齢でそういった環境に無理矢理にでも馴染まなくてはならなかったなんて…すごい。(でも嫌だな、やっぱ。。。)
と、登場する女性達にすごいな、かわいそう!と感情移入するのですが、一向に男性陣には感情移入することがない。なんだあの勝手な生き物は!!(`´メ)
レイプ→結婚が常な感じがしちゃって(汗
まぁそれは自分が女性であるからなのかもしれませんが、それを思うとどんなに華やかで雅な宮廷生活があっても、絶対あの時代で女性として生きて行く苦労をするのは嫌だなぁ…と思ってしまいます。
でも、十二単大好き。なんて優雅な衣服なんでしょう〜
重かったんだろうな、夏は暑くて冬は寒そうだ。