鏡に映す
先日久々に乗ったバスの中で、窓ガラスに貼り付けられているシール状の広告を見ながらふと思ったこと。
そのシールの文字は、内科診療をやっているクリニックの広告で車内に乗っている人に向かっての広告ではなく、「外に向かって」の広告だったので、バスに乗っている私からは鏡文字になっていました。
その逆になっている文字を見ながら、日本語ってなんて繊細なんだろうと思ったのです。
いつも見ているものの慣れもあるから一概には言えないけど、日本語は逆さまになっちゃうとすごく違和感のある文字になっちゃうと思ったのです、もし例えば「え」とか「ぬ」とかって平仮名が鏡文字状態なのがデフォルトだったら、ものすごい書きにくいです。筆の運びまで計算され尽くした文字なんだな、と。
数字やアルファベットはもし鏡文字がデフォルトだったとしてもあまり苦労なく書けそう。
日本語は、平仮名も漢字も鏡文字では成り立たなそうな「必然の形」というのが多い気がして、ちょっと感動して車内のシール状広告を見回しました。
そして、そういえば昔仕事でちょこっとイラスト描いたりしたときに、人間のポーズに違和感のある場所がないか紙を裏返して逆側から見てチェックしてた事を思い出しました(漫画家さんは、あのライトの付いたトレース台の上に乗せてますよね、あれはきっとトレースするだけじゃなくて逆からも見て確認しているのではないかと?)
描いているときには自然な感じに見えていたものが、「鏡に映す」状態にすると、デッサンの狂いがすごくよく分かります。
人間もまた毎日のように「鏡」を見る。
身だしなみを整えるために鏡台の前に立つ、外を歩いていて建物のショーウィンドゥに映る自分を眺めるとき、「変じゃないかしら」と思ってチラ見することが多い。
思いこみ・固定概念・慣れ、毎日当たり前すぎて直視できなくなっているものの真実の姿を、鏡は見やすく映してくれるのかもしれない。
そんな事をアレコレ考えて、最近は色んな意味で鏡に映した自分が曲がっていないかどうか?そういうの考えて鏡を見るようになりました。
そのシールの文字は、内科診療をやっているクリニックの広告で車内に乗っている人に向かっての広告ではなく、「外に向かって」の広告だったので、バスに乗っている私からは鏡文字になっていました。
その逆になっている文字を見ながら、日本語ってなんて繊細なんだろうと思ったのです。
いつも見ているものの慣れもあるから一概には言えないけど、日本語は逆さまになっちゃうとすごく違和感のある文字になっちゃうと思ったのです、もし例えば「え」とか「ぬ」とかって平仮名が鏡文字状態なのがデフォルトだったら、ものすごい書きにくいです。筆の運びまで計算され尽くした文字なんだな、と。
数字やアルファベットはもし鏡文字がデフォルトだったとしてもあまり苦労なく書けそう。
日本語は、平仮名も漢字も鏡文字では成り立たなそうな「必然の形」というのが多い気がして、ちょっと感動して車内のシール状広告を見回しました。
そして、そういえば昔仕事でちょこっとイラスト描いたりしたときに、人間のポーズに違和感のある場所がないか紙を裏返して逆側から見てチェックしてた事を思い出しました(漫画家さんは、あのライトの付いたトレース台の上に乗せてますよね、あれはきっとトレースするだけじゃなくて逆からも見て確認しているのではないかと?)
描いているときには自然な感じに見えていたものが、「鏡に映す」状態にすると、デッサンの狂いがすごくよく分かります。
人間もまた毎日のように「鏡」を見る。
身だしなみを整えるために鏡台の前に立つ、外を歩いていて建物のショーウィンドゥに映る自分を眺めるとき、「変じゃないかしら」と思ってチラ見することが多い。
思いこみ・固定概念・慣れ、毎日当たり前すぎて直視できなくなっているものの真実の姿を、鏡は見やすく映してくれるのかもしれない。
そんな事をアレコレ考えて、最近は色んな意味で鏡に映した自分が曲がっていないかどうか?そういうの考えて鏡を見るようになりました。